
ご家庭で飼っている犬がペットシーツを噛むことに悩んでいませんか?なぜこのような行動を注意しても繰り返すのでしょうか。
犬なりの何かがあるのかもしれませんし、伝えたいことがあるのかもしれません。ペットシーツを噛まないようにするための正しいしつけ方についてご紹介します。
犬がペットシーツを噛む理由
犬がペットシーツを噛む理由は、いくつかあります。ペットシーツを噛む理由をしっかりと把握することで、しつけを行わなくても、環境を整えることで悩みが解消する場合もあります。
犬がどうしてペットシーツを噛んでいるのかを見極めましょう。
退屈だから・暇だから
例えば、犬が一人遊びができるおもちゃをあまり持っていない場合、犬は退屈してしまいます。
退屈しのぎに、その場にあるペットシーツを噛んでいるというのは、割と多い理由です。
ストレスが溜まっているから
退屈から来るストレスも含まれますが、ストレスが溜まってきた場合にもペットシーツを噛むことがあります。
何か要望があるのに満たされなくてストレスが溜まっていたり、犬の暮らしている環境に変化があったり(家のそばで工事が始まりうるさい等)、犬が感じているストレスにも様々な要因が考えられます。
希望や要望を叶えるために、わざといたずらしている
例えば、過去にペットシーツを噛んだ際、飼い主さんが慌てて飛んできた。ペットシーツから犬の気をそらすため、おやつを与えた。
このようなことがあった場合に、構ってほしかったり、おやつが欲しい時にペットシーツを噛むようになることがあります。
これは、犬が「ペットシーツを噛む」=「飼い主さんが構ってくれる」「おやつをもらえる」と間違った認識をしてしまったことが原因です。
犬がペットシーツを噛む時のしつけ方
ストレスの原因を取り除く
ストレスの原因を取り除くことができるようなら、取り除きましょう。ストレスが解消されることで、ペットシーツを噛まなくなる犬は少なくありません。
退屈してしまっているのなら、散歩の時間を増やしたり、一人遊びができるおもちゃを準備してあげたりしましょう。
物音に敏感になっているようなら、物音があまり聞こえない場所に生活空間を移動させてあげるのも手かもしれません。スキンシップの時間を増やすことで、ストレスを軽減させるのも効果的です。
人に対する問題行動以外の叱り方を行う
詳しいしつけ方法は、「人に対する問題行動以外の叱り方」をご覧ください。
これは、希望や要望をかなえるために、わざといたずらしている場合に有効です。人が見ていない時もペットシーツを噛んでしまう犬の場合は、ペットシーツを誤嚥する危険性もありますのでペットシーツを噛めないように物理的な対策も併用すると良いでしょう。
ペットシーツを固定するトレーを付ける
ペットシーツの外周が隠れてしまうようなトレーを設置することで、ペットシーツを噛まないように防ぐことができます。「ペットシーツ 固定」などで検索すると良いでしょう。
ペットシーツをひっかいてしまう癖もある犬には、ペットシーツ表面をメッシュで覆うことができるトレーがお勧めです。
ペットシーツの外周を隠すことで、噛むことができなくなります。これで、しつけを行っている間もペットシーツの誤嚥を防ぐことができます。
ペットシーツに「噛むと苦いグッズ」を仕込む
「ビターアップル」が有名ですが、ペットシーツに「噛むと苦いグッズ」を仕込むのも一つの手です。
噛むと苦い(嫌なことがある)→ペットシーツを噛むのをやめよう と学習させるわけです。
ただし、一つ注意があります。何かというと、「犬にとって嫌な臭いをペットシーツにつけない」ことです。嫌な臭いがする場所で、トイレはしたくありません。それは、犬も同様です。
ペットシーツは噛まなくなるかもしれませんが、今度はトイレを失敗するという問題行動が始まってしまう可能性があります。
ですので、ペットシーツには嫌な臭いを付けるのはやめましょう。
犬がペットシーツを噛む時のしつけ方 まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の問題行動を矯正するときは、まず「何故犬が問題行動を行うのか」を考えることが重要です。
犬のストレスや不満が解消されないまましつけを行っても、問題行動が改善されない場合が多くあります。また、仮に改善されたとしても、すぐに別の問題行動が起こる可能性が高いと言えるでしょう。