ルックアップ法画像

ルックアップ法とは

ルックアップ法は、三浦健太さんが提唱する犬のしつけ方法です。「犬の頭がグングンよくなる育て方」という本の中でこの方法が紹介され、有名になりました。ルックアップ法を通して、飼い主が「強く優しい頼れるリーダー」であることを犬に示します。
 
書籍でも注意事項として示されていますが、この方法は時間に余裕がある時だけ行う必要があります。というのも、ルックアップ法の「終わり」は、犬の様子次第だからです。犬が落ち着かない間は、どのような状況であっても中断してはいけません
 
どのような方法で、なぜ中断してはいけないのか、詳しく説明します。このページでもルックアップ法をご紹介しますが、実践する際は書籍を熟読してからをお勧めします。
 


ルックアップ法の実践

時間に余裕があるときに行う

ルックアップ法を行う際には、十分に時間があるときに行ってください。ルックアップ法を始めたら、犬が理想の(リラックスして体の力を抜いた)状態になるまで中断、終了することができません。
 
ルックアップ法では、犬を仰向けの状態にします。「お腹を見せる」行為は、犬にとって「服従」の意味を持ちます。服従の意味を持つ姿勢を、自分の意志に関わらずさせられるので、犬はとても嫌がります。
 
リラックスして体の力を抜くということは、「服従」の姿勢を受け入れたという意味なのです。つまり、「服従」の姿勢を嫌がっている状態で中断するということは、「飼い主が上位(リーダー)であることを示そうとしていたのに諦めた」という事になってしまうのです。
 
そのため、ルックアップ法を中断してしまうと、しつけとしては逆効果になってしまいます。ルックアップ法を実践する前よりも言う事を聞いてくれない、という状況に陥ってしまう可能性もあります。
 
ちなみに、リラックスするまで、長い犬だと2時間半くらいかかる場合があります。

叱る時、褒める時のメリハリをつける

ルックアップ法じゃ犬にとって嫌な姿勢をさせます。当然犬は暴れたり、落ち着かなかったり、鳴いて許しを請うたりします。その場合は、厳しく叱る必要があります。
 
かわいそうと感じるかもしれませんが、厳しい顔と厳しい声で叱ります。叱る際は、犬の名前は絶対に読んではいけません。「ダメ!」など、短い言葉を強い語調で発しましょう。
 
反対に、先述した行動を止め、おとなしくする場合もあります。その場合は、優しくしっかりと褒めましょう。あくまでも、リーダーとしての威厳を維持したまま、優しく褒めます。
 
このように叱る時と褒める時のメリハリをつけることで、強く優しい、頼れるリーダーであることを示します。
 


家族の理解を十分に得る

意外かもしれませんが、重要な項目です。というのも、ルックアップ法は犬を仰向けにし、犬が嫌がった際にかなり厳しい叱責をします。傍から見ると、かなり「かわいそう」に見えるのです。
 
家族に十分に説明し、理解を得ていないと、誤解が生まれやすいです。
 

「そんなに嫌がっているんだから、やめてあげたらどう?」
「それって本当にしつけなの?いじめてるんじゃないの?」
「かわいそう」

 
しつけを行っている飼い主さん本人も、心苦しさを持ちながら厳しく叱責を行うと思います。そんな最中に家族から上記のような事を言われてしまうと、とても辛い思いをしてしまいます。また、犬も飼い主さんも集中できなくなってしまうので、結果的に失敗しまうこともあります。

ルックアップ法の順序

①犬を仰向けに寝かせ、暴れられないように全ての足を押さえる。
犬が暴れて抜け出してしまわないように、押さえます。1人で行う場合は、足を伸ばして座り、足の間に犬を挟んで仰向けにさせると良いでしょう。両前足は片手で押さえ、もう片方の手は②のために空けておきましょう。
 
②噛もうとしたら、下あごを押さえて噛めないようにする。
 
③暴れようとしたり、噛もうとしたり、離して欲しいと甘えるような声(クーン、クーン、等)を出した時は、「イケナイ」などと厳しく叱る。(叱る際に名前は絶対に呼ばない)
叱る際は絶対に名前を呼んではいけません。「名前」=嫌なことがある というリンクをさせないためです。メリハリをつけるため、厳しく叱ります。(「厳しい」は、しつこくネチネチ叱るのとは違うので注意)
 
④静かになり、抵抗を止めたら優しく褒める。
優しくしっかり褒めます。
 
⑤犬の嫌がる部位(口の周りや足の先端など、いろいろな部位)を触っていく。
ゆっくり触っていきます。
 
⑥触っている最中に嫌がったら、再度叱る。
メリハリをつけて厳しく叱ります。もちろん、嫌がらずにおとなしく触られているときは、優しく褒めます。
 
⑦犬が抵抗せず、リラックスしている状態になって、初めて「よし」と解放する。
寝息を立てているように聞こえる場合がありますが、犬の体に力が入っているときは「狸寝入り」です。騙されて解放しないように注意しましょう。犬の体から力が抜けて、人にされるがまま、身を預けている状態が「リラックス」している状態です。
 


ルックアップ法 まとめ

以上がルックアップ法の概要です。きちんと正しく行うことで、効果のある方法だと思います。しかし、大きな声や音に敏感に反応する性格の犬に対しては、ただただ恐怖心を植え付けてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
 
また、犬も人間もかなりエネルギーと時間を消費する方法です。行う際は、時間と心に余裕をもって行ってください。
 
※ルックアップ法で飼い主さんが強く優しい頼れるリーダーであることを確立した後、 犬とのコミュニケーションを疎かにしないように注意してください。 ルックアップ法はリーダーであることを示す一つのきっかけです。 その後どのような関係を犬と築くのかは、飼い主さんのコミュニケーション次第です。

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