移行期の子犬の様子

移行期とは

移行期とは、生後13日~生後20日頃の期間を指します。ちょうど、目が開き始めてから、外耳道が開いて周囲の音に反応するようになるまでで、母犬に終始くっついている状態でなくなる時が、移行期の終わりといえます。
 
移行期の子犬の様子として、

  • 前後の足の触覚が発達し、よちよち歩きができるようになる
  • 排泄(おしっこやうんち)を母犬の補助なしでできるようになる
  • 尾を振ったり、耳を伏せたりなどの体を使った感情表現ができるようになる
  • 鳴き声を使った感情表現もできるようになる

などがあります。
 


移行期の子犬の成長・発達の様子

移行期は、目が開き、耳も少しずつ聞こえるようになっていきます。前後の足の触覚も発達し、視覚・聴覚・触覚、様々な感覚から情報を得ることができます。目も見えず耳も聞こえなかった新生子期と比べると、膨大な情報量となります。
 
この膨大な情報量を処理するために、脳も急速に発達していきます。そのため、活動時間と睡眠時間の切り替えが極端で、先ほどまで激しく遊んでいたかと思うと、ぱったりと静かになり、熟睡している、なんてことがあります。
 
寝ている間に起きている時に得た情報を整理したり、起きている間に得た刺激を基に神経が発達したりしています。
 
また、この時期は兄弟犬同士、姉妹犬同士でじゃれあいが始まります。母犬や兄弟犬、姉妹犬の様子を観察し、尾を振ったり、耳を伏せたりといった感情表現を覚え、唸り声や不満な時の声などの特殊な鳴き方を覚えいきます。
 
ちなみに、この時期に兄弟犬や姉妹犬とのじゃれあいを経験しなかった場合、成犬になってから正常な交尾を行うことができない、とも言われているそうです。
 
移行期の子犬は、この後に続く社会化期にも通じる物がありますが、新しいものや見慣れないものに対する警戒・恐怖を減らすために、適度な刺激を与える必要があります。過剰な刺激を一度に与えすぎると、情報処理ができずに、逆効果となってしまう場合があるので注意が必要です。
 


移行期における子犬の扱い方

声をかける

子犬が落ち着いている時や、撫でるとき、抱くときに声をかけます。優しく、あまり大きすぎない声がよいでしょう。

音を聞かせる

テレビやラジオ、CDなどで家族以外の人の音や音楽を聞かせます。あまり大きい音だと刺激が強すぎるので、音量に注意してあげてください。

動くものを見せる、遊ばせる

コロコロ転がるボールなどのおもちゃや、不規則に転がるコングなどの知育玩具を与えます。バリエーションは数種類あるとよいですが、犬に与える際には1度にいろいろなものを与えないようにしましょう。

周囲の環境に変化を付ける

子犬に新しい刺激を与えます。いつもと違う部屋に連れて行ってみたり、違うクッションやベッドを置いてみたり、少し家具やラグなどのの配置を変えてみたり、犬の目に入る風景に変化を付けてみましょう。

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