犬の生涯学習

犬の初期学習についてはこちら

犬の初期学習
犬の初期学習
2017.9.11
犬は生まれてから一生をかけて様々なことを学んでいきます。主に学習内容から、大きく二つに分類しています。初期学習と、生涯学習です。 犬の初期学習とは 犬の初期学習の期間は、大体生後3週~12週と考えられています。この期間は、社会化期とも呼ばれています。社会化期の子犬は、あらゆるものに興味を持ちます。自...…

生涯学習とは

社会化期が終わってから(13週~14週以降)に学ぶことを、生涯学習と呼びます。人においても生涯勉強!と言いますが、犬も同じで修了時期はありません。
 
生涯学習で何を学ぶのかというと、小難しく呼ぶと

  • 課題行動の習得
  • 問題行動の矯正

です。

課題行動の習得とは

課題行動って何ぞや。難しい。私自身が難しいの苦手なので、かみ砕きます。課題行動とは、犬が飼い主さんやご家族と生活を共にするうえで、どうしても必要になる行動のことを言います。
 
住む場所がマンションなのか、一戸建てなのか、部屋の広さや数、階段があるのかないのか。
 
同居犬や猫がいるのかいないのか、ご家族がいるのかいないのか、ご家族に子供はいるのか。男性は何人いるのか、女性は何人いるのか。年齢は?
 
お留守番が多いのか、誰かしらいてくれるのか。ご飯の時間は?トイレはどこで?などなど、飼い主さんやご家族のライフスタイルによって犬が学ぶ内容は変化します。
 
トイレの場所や、お留守番の仕方など、飼い主さんが犬に教えるものもあれば、犬が自然と覚えるものもあります。平たく言えば、「○○家の独自ルール」を覚えていく、学んでいく、ということです。
 
また、生活環境は日々変わります。お子さんの成長や、引っ越しや、親御さんとの同居などなど。私たちもライフスタイルに合わせて生活スタイルを変えるように、犬も日々のライフスタイルの変化に合わせています。その「変化に合わせる」ために「課題行動の習得」を生涯学ぶわけですね。
 


では、問題行動の矯正とは?

こちらの方が、私たちが悩む「しつけ」なので身近かもしれませんね。問題行動の矯正とは、飼い主さんが、犬に「してほしくない行動」であったり、犬にとって「有害となる行動」を矯正するということです。
 
これも、飼い主さんの「方針」によって、内容や優先順位が多少異なります。
 
アパートやマンションに住んでいる方であれば、「吠え癖」が重要視されるでしょう。
 
一人暮らしの方であれば、「お留守番」が上手にできなくて壁をひっかいてしまう、矯正したい。
 
キッチンが犬の生活スペースとなっているのであれば、犬が玉ねぎなどを食べてしまわないように、「つまみ食い」を矯正したい。
 
お子さんと住んでいる方であれば、「甘噛み」も困る、早く矯正したい!など・・・
 
犬がどんな問題行動をしてしまうのか、飼い主さんが何を重要視しているのかで、内容が異なってきます。また、この「問題行動」は、犬にとっての異常な行動であるとは限りません。たとえば、「吠える」「噛む」「おしっこをする」などは、犬にとっては正常な行動です。身を守るための行動であったり、生きる上で行う行動であったり。
 
ですので、「問題行動」を矯正するために、世間でいう「叱る」方法はあまりとらない方が良いといえます。だって、犬にとっては正常な行動なのですから。「問題行動」を矯正するために、叱ってしまい、失敗した例を挙げておきます。
 

愛犬のトイレのしつけで、違う場所でトイレをしそうになった時に叱り飛ばしていたそうです。
 
愛犬は「おしっこをした場所がいけなかった」とは解釈せずに、「おしっこをしてはいけない」と解釈してしまい、おしっこを我慢するようになってしまったそうです。
 
その結果、限界まで我慢して、尿毒症を起こしてしまったそうです。

 
この例は、専門学校での恩師に実際に起こった例として教わりました。言葉が通じないために起こった勘違いというわけです。問題行動に対するしつけの方法は順次作成していきます。

関連キーワード
  • ペットロス
    ペットロス
  • 上手くいかないと行き詰まったら
    上手くいかないと行き詰まったら
  • 犬と一緒に寝る、添い寝するのは良い?
    犬と一緒に寝る、添い寝するのは良い?
  • オペラント条件付け:4つのパターン
    オペラント条件付け:4つの学習パターン
  • オペラント条件付け
    2つの学習パターン:オペラント条件付け
  • 古典的条件付け
    2つの学習パターン:古典的条件付け
あなたの愛情に犬が従いたくなるしつけ法
森田誠 家庭犬のためのしつけ法

[森田誠]愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法では、あなたの愛情に犬が従いたくなる方法をご紹介します。このサイトからご購入いただくと、おまけがついてきます。プレゼントは全36種類のマニュアルやテキストです。(特典の詳細はこちらからどうぞ

 

リンクもしくはバナーをクリックすると、購入手続きをとることができます。

おすすめの記事
音を怖がる犬にするしつけ:実践
一緒に生活するために必要なしつけ
小さい音量から始める 1:おすわりを指示する 犬が、落ち着いている状態の時に行います。 遊んだ後など、興奮している時は、クールダウンさせまし...
犬にお手を教える
コミュニケーションをとる為のしつけ
犬にお手を教える事は、人社会で生活をするためのルールというよりは、コミュニケーションの手段の一つという方がしっくりきます。いわゆる、「芸」と...
音を怖がる犬にするしつけ:準備すること
一緒に生活するために必要なしつけ
音を怖がる愛犬の目標を設定する 音を怖がる場合のしつけの目標は、どのようなものになるでしょう。   どのような音にどのようなタイミングで触れ...
新生子期の子犬の様子
学習パターン
新生子期とは 新生子期とは、出生直後から2週齢頃までの期間をさします。   新生子期の子犬は、 目が開いていない 外耳道(耳の鼓膜から外界に...
いろいろな音に馴らすしつけ
一緒に生活するために必要なしつけ
いろいろな音になれる必要性 犬が様々な「音」になれていないと、どのような事が起こるのでしょうか。例を挙げてみましょう。   犬や猫の鳴き声を...
犬のトイレのしつけ
一緒に生活するために必要なしつけ
家族内で指示語を統一しておく(ワン・ツー、シー・シー、など) 「犬のしつけをする時の条件」でお話ししたとおり、トイレを誘導する可能性のある家...
しっぽを追いかけまわす
犬の困った行動
犬が自分のしっぽを追いかけてぐるぐると回っている姿、とても愛らしいですよね。しかし、その愛らしい姿にもいろいろな理由があり、放ってよい場合も...