
犬のしつけを行う時に適した条件
先のページでは、犬のしつけを行うときに適した環境をご説明しました。次に、条件のほうを挙げていきましょう。
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犬・飼い主の体調が良い時に行う
当然、と言われれば当然なのですが、あえて挙げました。犬の体調が悪い時以外にも、眠そうな時や、気が散ってしまっている時は、避けましょう。無理強いをする事で、犬がしつけ自体を嫌いになってしまう可能性があります。
犬がしつけに対して乗り気ではなく、「嫌だなあ」と思っている時は、アイコンタクトを嫌がったり、なかなか立ち上がらなかったり、個人差(個体差)があれど、何がしかのサインが出ているはずです。気づいてあげてください。
10~15分程度を目途に、犬の集中が切れる前にしつけを終える
犬の集中力は、意外と切れるのが早いです。これは個人的な予想でしかないのですが、本能として、長時間何かに集中するのを避けているのではないかと思います。集中が切れてからもしつけを続行すると、無理強いしている形になってしまい、犬がしつけを嫌がる様になる場合もありますので、その場合は早目に切り上げましょう。
理想としては、犬の集中が切れる前にしつけを切り上げることが望ましいです。
号令は統一する
特にご家族がいる場合は要注意です。先述したとおり、犬は言葉を理解しているわけではありません。さまざまな言葉で犬にしつけをすると、混乱してしまい、しつけがうまくいかない場合もあります。号令は1つに統一してしつけを行いましょう。
例:おすわり・すわれ・sit downなど 1つに絞る
飼い主さんがまず楽しんで
犬は大好きな飼い主さん良く見ているものです。飼い主さんが今楽しいのか、辛いのか、怒っているのか、嬉しいのか。わかっています。飼い主さんが楽しんで犬にしつけをしてあげてください。
「大好きな飼い主さんが嫌がっている。したくないなぁ。」「ぼく(わたし)がしなかったら、飼い主さんも嫌なしつけをしなくていいのかな。」なんて考えて、しつけを嫌がってしまうかも。
「飼い主さんが楽しんでいる。嬉しいみたい。もっと喜んでほしい!」と、犬が一緒にしつけをしたくなるように、楽しんでしつけをしましょう。
焦らない
トップページにも先述しましたが・・・時には犬のしつけがうまくいかない場合もあるでしょう。犬が皆が皆要領の良い子ばかりじゃないので、躓く時もあるでしょう。
しかし、焦らないでください。
「うまくいかない」のではなく「今日はごほうびで誘導されながらおすわりができた」と、できたことを探してあげてください。できたことを褒めてあげてください。喜んであげてください。
できないことをしかられるより、少しでもできたことをほめられるほうが「やる気」に繋がるものです。最初は誰だってうまくいかないものです。でも、犬も飼い主さんも頑張っています。犬とお互い、ゆっくり着実に成長していきましょう。