犬のしつけは難しい。そう思いながら犬にしつけをしても上手くいきません。愛犬が進んで覚えたくなる犬のしつけを紹介します。愛犬と楽しみながら共に成長しませんか?

犬がトイレを失敗する理由

2015.03.04

犬がトイレを失敗する理由 はコメントを受け付けていません。

犬がトイレを失敗する理由には、しつけ不足以外にもいくつか理由があります。
特に、今まできちんとトイレができていたのに、失敗するようになった場合は、原因を追究する必要があります。

 

犬が病気、怪我を患っている

脚を骨折したり、脱臼したりしていて、トイレに間に合わなかったり、
泌尿器系の病気を患い、 トイレを失敗してしまっている場合があります。
(所定の場所で排尿した時に痛みを感じて、「この場所でトイレをすると痛い思いをする」と勘違いした、等もあります)

また、腸閉塞で排便できず、嘔吐する場合もあるそうです。
この場合、帰宅すると便が落ちている、といった「トイレの失敗」に見える状況になっています。

病気を患っている場合、排尿の回数、排泄物の匂い、色などに変化がある場合が多いです。
また、犬自身の様子も普段と異なる場合がありますので、健康チェックを怠らないようにしましょう。

 

トイレを失敗した場所に、匂いが残っていた

トイレを失敗した際に、用事があったため急いで掃除して、きちんと掃除ができていなかった。
このような時に、「匂い」が残る可能性があります。

犬が、この残った匂いを「トイレの場所」と勘違いして、再びその場所でトイレをしてしまいます。

トイレを失敗した場合は、消臭剤等を使用して匂いもしっかりと取りましょう。

 

トイレが気に入らない、落ち着かない

トイレの環境や、トイレの傍の環境が苦手な場合、犬が所定の場所でトイレをすることを避けることがあります。

例えば、ペットシーツのカサカサする音が苦手だったり、感触が嫌だったり。
トイレの傍だと車の通る音等がして気が散ったり。人の出入りが激しい場所だったり。

このような場合は、トイレの場所を変更したり、ペットシーツなどの種類を変更したりしてみましょう。

 

恐怖心が強すぎて、おもらしした

結果としてトイレを失敗した、という形になるかもしれませんが…

何か、社会化できていない物事や音等に接触した際に、
犬が極度に恐怖を感じてしまい、おもらしをする場合があります。

私たちも、子ども時代に何か経験があるかもしれませんが、それと同じです。

この場合は、「系統的脱感作法」に基づき、対象への恐怖心を減らすしつけをします。
リンク先は「音」を怖がる場合のしつけですが、音以外も同様のしつけ法で恐怖心を減らしていきます。

 

興奮しすぎて、おもらしした

こちらも結果としてトイレを失敗した、という形になると思います。

興奮しやすい犬によくあります。いわゆるウレションです。

犬同士で遊んでいて興奮しすぎたり、人が大好きで、人に構ってもらえて嬉しくて興奮しすぎたり。
興奮しすぎて、おもらししてしまった、という場合です。

この場合は、興奮しすぎないように、興奮してきたら「おすわり」などの指示を出してクールダウンさせましょう。


また、「なかなか人に構ってもらえなくて、たまに構うと嬉しくておもらしする」といったような欲求不満が前提にある場合もあります。
この場合は、犬の欲求を満たせるように配慮をすることで、興奮しすぎておもらし、という状態を減らすことができます。

ご飯をもらう時にウレションする犬は、ご飯の回数を増やしてみる。
人に構ってもらうとウレションする犬は、散歩の回数を増やしたり、散歩前や後にスキンシップの時間を長めにとる。
犬同士で遊んでいる時にウレションする犬は、散歩中に公園やドッグランに立ち寄って、犬と遊ぶ時間を長めにとる。等です。

 

「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」

 

分離不安で、トイレを失敗した

お留守番が上手にできない犬や、飼い主さんと離れる事が平気でない犬に多い失敗です。

飼い主さんが帰宅して犬に触ると嬉しくておもらししたり、
留守中に限ってトイレがうまくできない場合があります。
また、分離不安が原因の場合は、ストレスで脚を必要以上に舐めてハゲてしまったり、
ひどい場合は化膿してしまったりと、トイレの失敗以外にも症状が出ます。

この場合は、飼い主さんと離れても大丈夫、という状態にしつける必要があります。
後日、しつけの方法をご紹介します。

 

服従行動で、おもらしした

子犬やメス犬、過去に虐待経験のある犬に多いです。
自分が弱い存在であることを相手に示すために、服従行動をとります。
様子としては、仰向けになりお腹を見せ、尻尾を足の間にはさみ、耳は伏せ、視線をそらし、静止します。
この時に、勢い余っておもらしをする犬がいます。

このような場合は、服従行動を止めさせるしつけが必要です。
犬用おむつをしておくとよいかもしれません。
あえて服従行動を誘発する行動をして、服従行動をした場合は、犬を無視します。
「服従行動」=「構ってもらえない」という紐づけをして、服従行動を減らしていきます。

また、かなり限定された行動のみに反応する場合は、人側がその行動をしないよう留意するだけで、防止できます。

 

マーキングをするため

自分の縄張りを示すためであったり、他の犬への優位性をアピールしたり、発情期のメスへのセックスアピールであったり。
犬の尿には、あらゆる情報が含まれているそうです。
主に、去勢手術を行っていない犬が「マーキング行動」をすることが多いです。

ちなみに、メス犬もマーキング行動を行うことがあります。
縄張りの主張であったり、他の犬への優位性アピールだったり。

この場合は、所定の場所でトイレをしていない場合に限り、水鉄砲などで驚かせて、中断することもできるそうです。
ただし、本能的なものなので、完全に行動矯正することは難しいでしょう。

マナーパンツを使用することをおすすめします。

 

老齢でトイレが間に合わない

老齢になり足腰が弱くなり、トイレ間に合わなくなる場合があります。
犬は、7歳を超えると老齢(シニア)に属します。
今までトイレに失敗しなかったのに、急におもらしをするようになったら、老齢によるものだと考えてもらって間違いないと思います。

この場合は、犬の寝床とトイレの距離を近くしたり、犬用のおむつを着用することが効果的です。
また、犬は悪気があって失敗しているわけではないので、叱らないであげましょう。

 

関心を得るために、要望を通すためにわざと失敗した

トイレのしつけの際に、愛犬が勘違いをしてしまった場合に多いです。

トイレを失敗した際に、飼い主さんが大声で叱った、飛んできた。
これを、「この場所でトイレをすると、飼い主さんに構ってもらえる」と勘違いしてしまった場合です。

この場合は、間違って学習してしまった事を上書きする必要があります。
「所定の場所でトイレをしないと、褒めてもらえない」といった具合です。

先日ご紹介した方法で、トイレをしつけ直します。
あくまで、失敗した場合は「犬を構わない、無視する」事が重要です。

学習を上書きすることは、とても大変です。
時間と根気が必要です。
できれば、勘違いして覚えてしまう前に、正しく学習させたいものですね。

 

犬がトイレを失敗する理由は、意外とたくさんの理由があります。
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次回は、「犬のおすわりのしつけ」についてご紹介します。

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