犬のしつけは難しい。そう思いながら犬にしつけをしても上手くいきません。愛犬が進んで覚えたくなる犬のしつけを紹介します。愛犬と楽しみながら共に成長しませんか?

お手

2016.03.26

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お手画像

犬にお手を教える事は、人社会で生活をするためのルールというよりは、コミュニケーションの手段の一つという方がしっくりきます。

いわゆる、「芸」というものです。

犬が「芸」を覚えて、家族や友人に披露する事は、そう珍しいことではないと思います。

中には、犬にとって自然ではないという理由で、「芸」を教える行為をよく思わない人もいます。

確かに、「芸を仕込んで、身近な人に披露して自慢をする」といった犬をアクセサリーのように扱う芸は好ましくありません。
ですが、犬に「芸」を教えることは、とても良いことです。

人社会で生活するためのルールではない「芸」を教えるのは、犬と人にとって純粋な「遊び」ととらえる事ができます。
人も、「遊び」がない生活は、耐えられないですよね。

散歩に出たりフリスビー等で走り回る以外に、家の中でできる小さな「遊び」が、「芸」というわけです。
 
 

「お手」のしつけでの愛犬の目標を決める

遊びとはいえ、できるようにならなければ楽しくありませんね。
 
「お手」を教える際の目標、ゴールを明確にしましょう。
 
「お手」の指示で人が差し出した手の上に、犬が前足をのせる。

これが、理想であり目標ですね。
逆に、してほしくない行動はどのようなものでしょう。

「お手」の指示を出しても、犬が前足を差し出さない。

このようなものでしょうか。

犬がどのような行動をとった時に「ご褒美」をあげるのか、きちんと整理しておきましょう。

 

「お手」を教える時の注意点

「お手」は、犬から自発的にしてくる行動の一つです。
そのため、比較的覚えやすい「芸」として親しまれています。

ここで重要なのが、犬が自発的にお手をしてくる際は、何か「要望」があるということです。

人でいう、「ねえねえ」と肩をトントンする感覚です。

よく陥ってしまう間違いが、

「自分から芸をしてる!かわいい~、どうしたの?おやつほしいの?あげるね!」

と、犬の要望に応えてしまうケースです。

これは大きな間違いで、このまま何度も繰り返してしまうと、犬は次第にわがままになってしまいます。

あくまでも、「人が指示して芸をした場合のみご褒美をあげる。犬が自発的に芸をした場合は要望をきかない」事が重要です。
 

家族内で指示語を統一しておきましょう(「お手」「ハンド」「パウ」などなど)

 「犬のしつけをする時の条件」でお話ししたとおり、「お手」をしつけする際の指示語を家族内で統一しましょう。

ある人は「お手」と指示をだし、またある人は「シェイクハンド」「パウ」等のいろいろな言葉で指示を出してしまうと、愛犬は混乱します。

最終的に、どの指示語でも「お手」ができないという結果になってしまうかもしれません。

事前に、家族内で指示語を一つに絞り、必ず指示語を統一しましょう。

 

「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」

 

「お手」のしつけを実際に行う

 ご褒美(おやつ)を使い、お手を誘導する

最初はご褒美でお手を誘導しましょう。

おやつを使用しないで教える方法もありますが、おやつを使用して誘導したほうが、犬が自発的に行動を行うので、覚えが早いです。
今回は、おやつを使用した教え方をご紹介します。

まず、犬におすわりをさせます。飼い主さんは、犬の真正面に座りましょう。
片手におやつを持ちます。

犬におやつをとられないように手を握り、犬の右足(もしくは左足)の前に差し出します。

「おかわり」を教える際に混乱するのを防ぐため、お手で犬が差し出す足を事前に決めておきましょう。
犬が差し出す方の足に近い場所におやつを握った手を近づけましょう。
右足を出すなら、犬の右側寄りにおやつを近づける、といった具合です。

犬は自然と、近いほうの足でおやつを握った手を触ったり、軽くカリカリとかいたりするでしょう。

この段階では、まだおやつはあげません。
犬が諦めるまで、辛抱強く待ちましょう。

犬が諦めたら、一旦手を退きます。

おそらく、まだ犬はおやつ(を握った手)を凝視していると思います。

犬が落ち着きを取り戻していたら、再度握りこぶしを犬の差し出す足付近に近づけましょう。

犬が再度握りこぶしを触った瞬間に、「お手」とコールしてご褒美をあげます。

これを何度か繰り返しましょう。
 

おやつ無しで誘導する

今度は、おやつを握らずに誘導してみましょう。
うまくいかない場合はおやつありの誘導をもう少し繰り返すか、おやつのにおいを手に付けて誘導してみるのもよいでしょう。

犬が正しい足で差し出された手に触った瞬間に、「お手」とコールしてご褒美をあげます。

これを何度か繰り返しましょう。
 

指示語を先にかける

今度は、先に「お手」と指示語を出して手を差し出しましょう。

スムーズにお手ができたら、すかさずご褒美を上げます。
おやつの他にも、スキンシップや褒め言葉もお忘れなく。

さらに何度か繰り返しましょう。
 

様々な場所で「お手」をしてみる

家の中や、散歩中の公園、お友達の家に遊びに来ているときなど・・・
様々なシチュエーションや場所で「お手」をしてみましょう。

気が散ってうまくできない場合は、気が散るものが少ない場所から始めます。

おすわりなどの「ルール」と違い、どんな場所でも絶対できないといけないものではないので、気負わずに様々な場所で「遊び」ましょう。
 

ご褒美におやつをあげる頻度を減らしていく

徐々にご褒美におやつを使用する頻度を減らしていきます。

最終的に、褒め言葉やスキンシップをご褒美にしていきます。

以上が「お手」を教える方法です。

あくまでも「遊び」です。
楽しく犬と遊んでみてください。
 

 

おすわりのしつけは、基本的なしつけであり、犬の性格や個性を把握する点でも重要なしつけと言えます。
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次回は、「犬のふせのしつけ」についてご紹介します。

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