犬のしつけは難しい。そう思いながら犬にしつけをしても上手くいきません。愛犬が進んで覚えたくなる犬のしつけを紹介します。愛犬と楽しみながら共に成長しませんか?

犬の「まて」のしつけ

2017.05.29

犬の「まて」のしつけ はコメントを受け付けていません。

「まて」を犬にしつけする重要性

犬に「まて」をしつけることは重要です。
犬から離れないといけない時、「まて」を指示することでしてほしくない行動を防止することができたり、犬をその場で待たせておくことができたりします。。
更に、「まて」ができると拾い食いを防止できたり、犬の給餌の際に「まて」によって簡単なリーダーシップのしつけも行うことができます。

 

「まて」のしつけでの愛犬の目標を決める

「まて」をしつけするにあたっての、犬の目標(ゴール)を決めましょう。

「まて」の指示で犬が行っていた行動をやめ、飼い主を注視しながら静かに待つ。

これが、理想であり目標ですね。
逆に、してほしくない行動はどのようなものでしょう。

「まて」の指示を出しても、犬が行っている行動をやめない。また、飼い主が移動するとついてきてしまったり好き勝手に移動してしまう。

このようなものでしょうか。

犬がどのような行動をとった時に「ご褒美」をあげるのか、きちんと整理しておきましょう。

 

家族内で指示語を統一しておきましょう(「おすわり」「シットダウン」「すわれ」などなど)

 「犬のしつけをする時の条件」でお話ししたとおり、「おすわり」をしつけする際の指示語を家族内で統一しましょう。

ある人は「おすわり」と指示をだし、またある人は「シットダウン」「すわれ」等のいろいろな言葉で指示を出してしまうと、愛犬は混乱します。

最終的に、どの指示語でも「おすわり」ができないという結果になってしまうかもしれません。

事前に、家族内で指示語を一つに絞り、必ず指示語を統一しましょう。

 

「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」

 

「まて」のしつけを実際に行う

 誘惑物(おやつ)を見せ、少しの間我慢させる

まず、犬を誘惑するものを用意しましょう。
おやつやおもちゃが良いと思います。
また、給餌の際にドッグフード(ごはん)を誘惑として利用すると良いでしょう。これで毎日「まて」のしつけを行うことができます。
この誘惑物は犬に絶対に奪われないようにしなければいけません。最初は誘惑の度合いが強すぎるものを避けましょう。

犬は飼い主さんと向かい合う形でおすわりをさせます。
犬の動きに対応できない場合はふせでも良いでしょう。
ふせの方が、おすわりよりも動き出しに時間がかかります。

犬に「まて」と指示してから、犬の目の前に誘惑物を出します。
誘惑物には手を添えたままで、すぐに誘惑物を下げれる準備をしておきましょう。
最初の段階では、犬はまず待てません。ごはんやおやつなら食べようと、おもちゃなら遊ぼうと奪いに来ます。

犬が奪いに来ようと動いたら、「ダメ」と一度だけ強く言い、即座に誘惑物を下げます。奪われてはいけません。
犬に奪われてしまうと、「まてって言われるけど、取りに行っちゃえばもらえるじゃん」と犬が認識してしまい、待たなくなってしまいます。
この時に奪われてしまうようならば、「おすわり」を「ふせ」に変えたり、誘惑物を変更したり、誘惑物を差し出す位置を犬から少し人間側にずらしたりと調整しましょう。

この「まて」→誘惑物を犬の前に出す→犬が動くと同時に「ダメ」→誘惑物を下げる を繰り返します。
個人的な感覚だと、「まて」の際に目でも「まて」と言うと良いと思います。目力で威厳を出す感じです。
学生時代に世話をしていた実習犬は、目力も足して「まて」を支持すると結構言う事を聞きました。メリハリが重要です。

何度か繰り返すと、犬は「くれないじゃないか」と奪うのを諦めて飼い主さんを見るタイミングが来ます。
この変化を見逃さずに、最初は少しだけ間をあけて「よし!」とコールをして、誘惑物を犬にあげましょう。これが「まて」をできたご褒美になります。
「よし!」とコールを出したら、目力は解除してあげましょう。にっこり微笑んで、褒め言葉もかけてあげましょう。

先ほどの例で表すと、「まて」→誘惑物を犬の前に出す→犬が「くれないんでしょ?」と冷めた目でこちらを見る→少し待つ(1、2呼吸くらい)→「よし!」誘惑物から手を放して犬の傍に置くこんな感じになります。

少し待っている間に犬が奪いに来たら、即座に「ダメ」と誘惑物を下げましょう。

最初はほんの少し待たせるだけで良いです。長く待たせようとしても、恐らく犬は待ちきれません。

 

 徐々に待つ時間を長くしていく

最初のステップと同様の手順を繰り返します。
しかし、徐々に犬が待つ時間を長くしていきましょう。
このステップでも、もちろん誘惑物を奪われてはいけません(犬が味を占めて待たなくなるため)。

これを何度か繰り返します。
何度か繰り返す内に、犬は誘惑物が目の前に来てもすぐには奪いに来なくなります。(誘惑物をチラチラ見ながら)飼い主さんの目を見て「よし」を待つようになると思います。
飼い主さんの目を見ない間は、犬はあわよくば取ってしまおうと思っているのでこのステップを繰り返しましょう。

 

 誘惑物に手を添えずに「まて」をする

今度は誘惑物に手を添えずに「まて」をさせます。
飼い主さんが誘惑物に手を添えていないので、犬は誘惑物に手を出しやすくなります。
そのような状態でも飼い主さんの指示を待てるようにしつけをします。

基本的なしつけの方法は最初のステップと同じです。
最初のステップと異なる部分は、誘惑物を犬の前に出し、誘惑物から手を放すところです。

恐らく、「誘惑物から手を放す」という変化だけで、先程は待てていたはずの犬は動いてしまうと思います。
その場合はすぐに誘惑物を下げます。犬に奪われてはいけません。

誘惑物に手を添えていなくても犬が「まて」をできるようになるまでこれを繰り返します。

 

 誘惑の強いものに変えたり、環境を変えてみる

誘惑の強いものに変えて「まて」を指示したり、環境を変えて「まて」を指示してみましょう。

最終的には、どのような場面でも「まて」ができることが目標です。
おやつを美味しいものが落ちている風に装って、気づいた犬に「まて」を指示してみたり、散歩中に「おすわり」→「まて」をしてみたり、あらゆるシチュエーションで「まて」を行いましょう。

「まて」は犬にとって誘惑を我慢するものなので、「おすわり」や「ふせ」のしつけと違って習得するまでに時間や根気が必要となるしつけです。
しかし、犬を拾い食いや事故などから守るためには必要なしつけです。根気よくしつけてあげましょう。

 
 
おすわりのしつけは、基本的なしつけであり、犬の性格や個性を把握する点でも重要なしつけと言えます。
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