犬のしつけは難しい。そう思いながら犬にしつけをしても上手くいきません。愛犬が進んで覚えたくなる犬のしつけを紹介します。愛犬と楽しみながら共に成長しませんか?

犬のリーダーになる

犬のリーダーになる

犬と生活する上で、犬のリーダーになることは非常に重要です。

また、家族がいる場合は、家族全員が犬より上の立場であることが重要です。

これはなぜかというと、犬は本能で一緒に暮らす家族を「群れ」と考え生活しています。

群れの中では、リーダーに従うことは絶対で、従わない犬は罰せられます。

犬がリーダーとなってしまった場合、犬の指示に従わない家族は犬に叱られ、罰せられます。

つまり、唸られたり吠えられたり、噛まれたりするのです。

犬がリーダーとなってしまった状態を「アルファシンドローム(権威症候群)」といいます。

犬がリーダーであると勘違いさせないために、リーダーは誰であるのかを明確にするしつけが必要になります。

 

リーダーに必要なもの

犬のリーダーになるためには、あなたがリーダーにとして必要なものを備え、犬に示さなければなりません。

みなさんも、「こんな上司についていけない」とか、「この先生には一生ついていく!」とか、そういう「尊敬する条件」がありませんか?

「上司」だから指示や命令を聞いているけど、本当は尊敬していないし上司だと思っていない。 そんな人は身近にいませんか?

犬も同じです。

さらに、犬には「社会的な側面」を考える必要はありません。

そのため、「飼い主はリーダーに適さない」と認識してしまうと、「犬本人がリーダーになり、皆を守らねばならない!」と考えます

そして犬がリーダーになってしまうのです。

それでは、犬はリーダーにどのような資質を求めているのでしょうか。

 

犬がリーダーに求めるもの

・力があること

・頼りがいがあること

・優しいこと

・何事にも動じず、ぶれないこと

大きくあげると、この4点になります。

この大きな項目から、さらにどのような行動・しつけをすべきなのかは後程掘り下げます。

これらを示す行動やしつけを行いながら、飼い主は「リーダーの権利」も示していく必要があります。

つまり、「飼い主が既にリーダーである」ということを示すのです。

リーダーになってから、リーダーの権利を示すべきではないの?と思われるかもしれません。

しかし、犬は家族という「群れ」の中に迎えられた新参者です。

つまり、この「群れ」ではだれがリーダーであるのかを示すだけでよいのです。

 

飼い主が犬のリーダーになるための10か条

1:リーダーは注目される存在である

あなたは、上司や先生などの頼りにしている人が「よし」と呟いたり、身じろぎしたら、その人の様子を伺いませんか?

「指示が来るのかも」や「何か重要な発言をするのかも」と、意識をその人に集中しませんか?

犬のリーダーも同様です。

リーダーの指示を聞き逃すことのないようにと、群れのメンバーはリーダーを注目するのです。

犬の名前・褒め言葉を覚える・アイコンタクトをとるしつけのページでご紹介したように、アイコンタクトをとるしつけを行っていきましょう。

また、アイコンタクトをとれるようになった後も、何でもないときに犬の名前を呼んでアイコンタクトをしばしばとりましょう。

 

2:リーダーは頼りにならなければならない

食事の時間を利用して、「頼りになる」ことを示します。

犬は、あなたを頼らないと食事にありつけないことを示すのです。

食事の入った食器を置きっぱなしにし、犬がいつでも食べられる環境は望ましくありません。

食事の時間に飼い主の手から食事を与える、食べ終わったら飼い主が食器を下げる

一見当たり前のことですが、この一連の行動が「リーダーが頼りになる」ことを大きく犬に示します。

 

3:食事はリーダーが先に食べる

犬が群れで生きていた時、獲物が取れたらリーダーがまず食事にありつきます。

リーダーがおいしい部分を独り占めする権利があったのです。

飼い主と犬の食事時間が重なるときは、飼い主が先に食事をしましょう。

飼い主が食事を終えてから、犬に食事を与えましょう

この「リーダーの権利」をうまく守りにくいのがお父さんです。

一家の主であるお父さんは、残業などで帰りが遅くなることがままありますよね。

つまり、犬も家族も食事を終え、下手をすれば家族は寝ている状態でお父さんは帰宅し、食事をとります。

それを見た犬にしてみれば、お父さんは犬よりも下の立場・・・

「何故かお父さんにだけ犬が逆らう」という家庭は、この条件を満たせていないことが多いようです。

 

4:リーダーは仲間の行動を褒めたり、ご褒美を与える

群れでは、「ご褒美」の前には必ず「仕事」が必要です。

とくに上下関係が確立するまでは、「仕事」なしの「ご褒美」は禁物です。

例えば、犬が「遊びたい」と訴えてきた場合、何もなしに遊び始めるのは望ましくありません。

まず「お手」や「おすわり」などの指示を出し、犬が従ったらその「ご褒美」として遊ぶことが重要です。

また、犬に指示を出して犬がそれに従った場合、必ず褒めるかご褒美を与えましょう。

必ずおやつを与える必要はありません。

褒めたり撫でたり、「リーダーはちゃんとあなたの仕事を評価していますよ」という姿勢を示してあげる必要があるのです。

 

5:リーダーが常に先を行き、テリトリーを支配する

リーダーは群れを守るため、常に先頭に立って安全を確保していました。

散歩するときは犬に飼い主の一歩後ろ位を歩かせ、絶対に飼い主の前に行かないようにしましょう。

また、家や車などのテリトリーを出入りする際は、必ず犬に「おすわり」「まて」などを指示し、

飼い主が先に入ってから「よし」と犬を誘導しましょう。

さらに、テリトリー内はリーダーが優先されます。

犬が廊下などで寝そべっていて、あなたが通れない。

このような状態のときは、またいだり、犬を避けて通るのは望ましくありません

必ず犬を移動させてから通りましょう

 

6:命令は何度も繰り返さない

命令を出す際は、お願いしたり叫んだり、何度も連続して出してはいけません。

ゆっくり、はっきりとした口調で低めの声で命令しましょう。

命令は一度だけ行い、確実に従えるようにします。

従えそうにない場合(興奮しているなど)は指示を出さないで、落ち着いたときに指示を出すことが望ましいでしょう。

また、従えなくなるほど興奮する前に、「おすわり」などで落ち着かせましょう。

 

7:主導権はリーダーが持っている

食事や散歩、遊びなどの主導権は全てリーダーが持っている必要があります。

犬に散歩をねだられたから散歩をする、犬が疲れたというから遊ぶのをやめる。

このような状態は望ましくありません。

もし散歩や食事の時間が近づいて犬がねだってきた場合は、あえて時間を遅らせます。

犬がねだるのをやめてから食事や散歩を行いましょう。

また、遊びの際も犬が疲れて遊ぶのをやめる前に、飼い主が主導してやめましょう。

 

8:リーダーのする事に慣れさせる

マズルコントロールもこれに含まれます。

犬には、触られると嫌な部位があります。

そのような部位も、リーダーに預けられるようにならなければなりません。

犬を自由に触る:嫌がらなくなるしつけのページで紹介しているようにしつけます。

 

9:リーダーは犬を教える(導く)存在であれ

リーダーは犬を教え、導かなくてはなりません。

例え犬がしてはいけないことを行ったとしても、文句を言うべきではありません。

してはいけないことを止めさせ、なおかつどうすればよいのか、適切な行動を教えなくてはなりません。

 

10:リーダーは常に公平でやさしく、一貫していなければならない

常に安定した態度でしつけることが大切です。

犬の覚えが悪いからと言って、厳しく叱り飛ばしてしまったり、指示することが毎回変化するのは望ましくありません。

もし、飼い主の気分が優れないときは、訓練は控えたほうが良いでしょう。

優しく可愛がるのは良いですが、甘やかしてはいけません。

いかがでしたでしょうか。

以上が、犬のリーダーになるための10か条です。

飼い主の皆さんにとって、少し難しく感じられたかもしれません。

気を付けてほしい項目ではありますが、完璧にしなければいけないと身構える必要はありません

あなたの「尊敬する人物像・リーダー像」を想像してみてください。

それに少しでも近づけるよう、犬に接してあげてください。

完璧でなければならないと、目を吊り上げている人は、リーダーとして尊敬できますか?

犬と一緒に、飼い主の皆さんも成長していけば良いのです。

しつけを楽しんで行ってあげてください。

 


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