犬のしつけは難しい。そう思いながら犬にしつけをしても上手くいきません。愛犬が進んで覚えたくなる犬のしつけを紹介します。愛犬と楽しみながら共に成長しませんか?

犬が無駄吠えする原因

2015.03.23

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犬が無駄吠えする原因は、いくつかあります。
犬が無駄吠えする原因を理解してから、原因に応じた対応をする必要があります。

 

要求、不満があるために無駄吠えする

犬にお腹がすいた、散歩に行きたい、構ってほしい等の要求や不満があるときに、吠える場合です。
この場合は、過去に「吠えたら要求が通った」場合に癖になっていることが多いです。

もし、犬の散歩量や食事量が少ない場合は、改善する必要があります。
散歩の時間を増やしてみる、散歩の回数を増やしてみる。
散歩の後にスキンシップの時間を増やしてみる。
食事量を増やしてみる。などなど。

ただし、犬の食事量も運動量も適正な場合は、要求吠えがあるからと言ってそれらを増やすことは望ましくありません。
肥満や、運動量が多すぎる事によって疲労骨折などのリスクが上がる場合もあります。

また、食事量や運動量などの要求されている事が適切な量かどうかを確認したら、犬が無駄吠えをしている時に「要求を満たす行動をしない」ことが重要です。

吠え始めたら犬のいる部屋から離れる事も有効です。
「吠えたら、飼い主さんがいなくなる」という「負の弱化」です。

要求が通らないことを認識したら、犬が無駄吠えを止める瞬間が必ずあります。
犬が無駄吠えのを止めたらご褒美をあげましょう。
犬が要求吠えをする度に、一貫して同じ対応をとりましょう。

 

警戒心から無駄吠えする

犬が社会化期に適切に触れ合わなかった物や出来事に対して、警戒心があるために無駄吠えする場合があります。

この場合は、対象の物に対して「警戒する必要がない」事を認識させる必要があります。
音を怖がる犬にするしつけでご紹介した、「系統的脱感作法」を用いて、対象の物に馴れさせます。

警戒している対象が、音であれば小さい音から、物であれば遠くで見るところからなど、小さな刺激から接触させます。
接触する前に「おすわり」などを指示しておき、犬を落ち着かせます。
接触した際に、吠える前に犬にご褒美をあげて「対象の物=良いことが起こる」という認識をさせます。

これを繰り返し、犬を段々強い刺激に接触させていきます。

最終的にはおやつを使用せず、ほめ言葉やスキンシップをご褒美とし、警戒心を持たせない=吠えないことを目標にします。

 

恐怖心から無駄吠えする

警戒心から犬が無駄吠えする場合と同様、「恐怖心」があるために無駄吠えする場合があります。
こちらも、社会化期に犬と適切に接触しなかった出来事や物に対して、恐怖心を持っている場合に起こります。

この場合も、対象の物が「怖くない」事を認識させる必要があります。
音を怖がる犬にするしつけでご紹介した、「系統的脱感作法」を用いて、対象の物に馴れさせます。

恐怖心を抱く対象が音であれば小さい音から。物であれば遠くで見るところから等、小さな刺激から接触させます。
接触する前に、「おすわり」や「ふせ」などを犬に指示しておき、犬を落ち着かせます。
接触した際に、吠える前に犬にご褒美をあげて「対象の物=良いことが起こる」「吠えないでいると良いことが起こる」事を認識させます。

これを繰り返し、犬をだんだん強い刺激に接触させていきます。

最終的にはおやつを使用せず、ほめ言葉やスキンシップをご褒美とし、恐怖心を持たない=吠えないことを目標にします。

 

「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」

 

痛みがあって無駄吠えする

愛犬を触ると吠える。歩いている際、排尿の際に吠える。
このような場合、病気やけがで犬が痛みを感じ、吠えていることがあります。

怪我にしろ病気にしろ、「痛み」によって吠えている場合は、すぐに病院で診察を受けましょう。
犬種によっては、もともと関節が弱いなどの特徴がある場合もあります。
(ヨークシャー・テリア:通称ヨーキーや、トイ・プードルは、パテラ(膝蓋骨脱臼)になりやすい、等)

放置しておくと、病気が慢性化したり、脱臼などの場合、骨や関節が変な形で自然治癒してしまう危険性もあります。
犬が痛がっているように見える場合は、迷わずに一度診察を受けましょう。

 

暇なために無駄吠えする

要求吠えと似ているかもしれませんが・・・暇だからとりあえず吠えている場合もあります。

私たちには仕事の時間があったり、暇な時は暇つぶしをすることができますが、犬にはありません。
もし、一人遊びのおもちゃが犬に全く与えられてない場合を想像してください。
犬が散歩の時間や食事の時間を終えてしまったら、何もすることがありません。
外で飼育されている場合は、地面の穴を掘ったり、昼寝をしたり。
それでも暇な場合は、通りすがりの人に吠えたりして暇つぶしをしてしまうでしょう。

室内飼育の場合でも、家具を噛んでみたり、通りすがる家族に吠えてみたりして、構ってもらえるのを待つかもしれません。

この場合は、一人遊びのできるおもちゃを準備してあげたり、運動不足であるならば、散歩の時間や回数を増やしてあげたりしましょう。

 

誰かにの吠え声につられて無駄吠えする

多頭飼育されている犬に多いです。
誰かが吠えているのにつられて、他の犬も吠えてしまうケースです。

この場合は、吠え始める犬が無駄吠えする原因を理解し、適切にしつけする事で他の犬の無駄吠えも抑止することができます。

 

認知症を患っているために無駄吠えする

認知症を患っているために無駄吠えするケースがあります。
元々、シニア犬になると、耳が遠くなるため、吠え声自体が大きくなる傾向にあります。

犬の耳が遠くなることで、依然聞こえていたはずの物音が聞こえなくなります。
また、目も遠くなり、上手く周囲のことが認識できなくなります。

飼い主さんが近づく音も聞こえず見えなかったのに、突然犬の耳元に飼い主さんの声が聞こえて物凄く驚いた。

音も聞こえないし耳も聞こえないので、飼い主さんがどこにいるのかわからない不安。

こういったことで、犬が吠えてしまうケースがあります。
この場合は、犬の身体を撫でて、愛犬を落ち着かせてあげることで泣き止む場合があります。

また、犬の身体がぬれていたり、嫌なことをされて吠える場合もあります。
この場合は嫌なことを中断したり、体を拭いてあげましょう。

また、犬が撫でてあやしたりしても吠えることを止めない場合があります。
これが夜中であったり、長時間吠えることを止めない場合、近所迷惑になってしまったり、飼い主さんの負担になる場合もあります。

このような場合は、病院を受診して、獣医師に相談してみましょう。
EPAやDHAのサプリメントで、症状が軽くなる場合があります。
それでも収まらない場合、鎮静剤などの対応もあります。

 

 

犬の無駄吠えは、原因に応じたしつけを行う必要があります。
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次回は犬が床を舐める理由についてお話します。

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